HIYAMA MAGAZINE

2020.02.18 第36号

慢性炎症を引き起こす歯周病の怖さ


がん以外に国民がかかりやすい重大疾病として、脳卒中、狭心症、心筋梗塞が挙げられます。これらはすべて「慢性炎症」に由来する疾患です。慢性炎症とは、血管の内側がジュクジュクになった状態で、身体の中から燃えているイメージです。この慢性炎症の要因として、肥満、ストレス、喫煙などが一般に認知されています。
なかでも、最も恐ろしい慢性炎症は口腔内で起こった炎症です。口腔内の炎症は血流を介して多くの全身疾患の引き金にもなります。口腔内の炎症性疾患の代表的なものに歯周病があります。

歯周病は全身の重大疾患の寄与因子であることは間違いありません。例えば歯周病と糖尿病の関連は最近明らかになってきており、歯周病が良くなれば糖尿病も良くなり、逆に歯周病が悪化すれば糖尿病も悪化します。歯周病治療によって得られる効果は、経口血糖降下剤1剤に匹敵すると言われています。このことから「薬を減らしたいなら歯を磨きましょう」というフレーズが成り立つのです。また、妊娠糖尿病の患者さんには共通して歯肉炎が多く見られます。糖尿病の現状を把握し、歯科からアプローチすることは強みになるのです。

一般的な概念として、糖尿病には治癒がなく、治療を中断してはいけないとされています。歯周病も同じであり、その鍵を握るのがプラークコントロールです。中断してはいけないことを強く訴える必要があります。「歯が痛くなったら、また来てくださいね」では手遅れになるからこそ、「一生通院が必要」と伝えなければならない、そんな強い気持ちで患者様に向き合っていきたいと思います。

(井上・宇梶)

職員旅行記



昨年の10月24日~25日、一泊二日の日程で恒例の職員旅行に行ってきました。今回は、川崎・木更津方面です。  一日目は川崎大社で参拝・見学をして、そのあと鶴見にあるキリンビール工場を見学しました。ビール工場ではビールの製造工程をガイドの説明を受けながら見学でき、最後にビールを一人3杯頂くことができました。

二日目はあいにくの台風の影響で、木更津アウトレットでは暴風雨のため予定の変更を余儀なくされましたが、海ほたるではショッピングを楽しむことができました。  
思い出に残る楽しい旅行でした。気分を一新し、また日々の業務に励んでいきたいと思います。

(富川)

スタッフ自己紹介

皆さんこんにちは。昨年4月に職場復帰しました町田千恵と申します。12年前、結婚を機に一度退職しましたが、子供が少し大きくなりましたので、もう一度ひやま歯科でお世話になることになりました。12年というブランクに少し不安もありましたが、院長先生やスタッフのみなさんの支えのおかげで、昔の感覚を少しずつ取り戻しています。
久しぶりに歯科医療の現場に立ってみて、クリーニング後のきれいになった歯をご覧いただいた時の患者さんの笑顔を見ると、この仕事のやりがいを改めて感じています。
日々進歩していく歯科医療の知識を吸収しながら、笑顔と気配りを大切にして頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

宇都宮市公衆衛生事業功労市長表彰

令和元年度の宇都宮市公衆衛生事業功労市長表彰に当院院長が選ばれました。この表彰は、「宇都宮市の公衆衛生事業の発展のために尽力し、その功績が特に顕著である方々を讃えるとともに、宇都宮市の公衆衛生の向上に寄与することを目的に行われるもの」とされています。昨年11月11日に宇都宮市保健所にて表彰式が行われました。私たちスタッフも大変光栄に思っております。今回の表彰の名に恥じぬよう、今後も院長とともに職務に邁進したいと考えております。

(富川)

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