宇都宮市 ひやま歯科・矯正歯科クリニックのひやま通信 第02号

 
HIYAMA MAGAZINE
ひやま通信 05.12.01 第02号
最近の動き

皆さん、唾液にはどのような働きがあるかご存知ですか。
第一に、唾液はお口の中全体をうるおし、舌や頬の粘膜が擦れて傷つくことを防いでいます。また、傷ついた粘膜を修復する役割も果たしています。唾液が少ないと、舌の粘膜が擦れて傷つくことで、舌の違和感や痛みを訴えるようになります。

また、唾液分泌量低下によるお口の中の自浄性の低下は、口臭発生の原因にもなります。第二に、唾液中には様々な生体活性物質が含まれていますが、これがまた大変重要な役割をするのです。

例えば、唾液中に存在するリゾチーム、ラクトフェリン、分泌型IgA抗体は歯周病菌の活動を弱める働きがあります。つまり、豊富な唾液により歯周病の予防にもなるというわけです。また、唾液中の消化酵素カタラーゼ、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)、ペルオキシダ―ゼは、活性酸素を消去し、発ガン物質を無毒化する働きがあります。よく咬んで食事をし、食べ物と唾液をよく混和することで、食物中に存在する発ガン物質を解毒し、ガンの予防になることが分かってきました。

サリバリーテスト(唾液検査)始めました

このような神秘的な液体である「唾液」について、当院ではその検査法の1つ「オーラルテスタ」を導入しました。この唾液検査によって、以下の3つのことが分かります。

1つは、唾液の量が多いか少ないか、もう1つは、代表的な虫歯菌であるミュータンス菌が多いか少ないか(これが多いと当然虫歯になりやすい!)、残る1つは唾液緩衝能、すなわち虫歯菌が産生する酸を中和する働きを測定するもので、いわば虫歯菌に対する抵抗力をみるための検査といえるでしょう。

これら3つの点がはっきりすることで、その人その人のお口の健康管理はどうあるべきか、具体的に考える足がかりが得られます。この唾液検査は保険適用外のため実費負担となりますが、あなたのお口の現状把握のためにも、是非一度検査を受けられることをおすすめします。

不明な点は当院スタッフまでお尋ね下さい。

(檜山)

小旅行 おすすめスポット 『鎌倉小町通り』

JR鎌倉駅東口より徒歩1分

約600mの道のりに定番の鎌倉みやげやおしゃれなカフェ、小物・雑貨店が立ち並んでいます。お土産のおすすめは漬物『味くら』の南蛮胡瓜です(¥399)。ピリ辛のキュウリが白いご飯を誘います。

ほとんどの種類が試食できるので、好みの味が見つけやすいですよ。

(百瀬)

趣味いろいろ 俳句 第一回

*尺の音に 登る石段 薄紅葉

*遠見する 開け放たれし 弥勒像

十一月三・四日と桧山歯科スタッフ慰安旅行がありました。秋の古都・鎌倉散策の旅です。その折北鎌倉・円覚寺を拝観いたしました。

宝物風入れ(所蔵宝物の虫干しを兼ねて一般公開する行事)が行われており、臥龍庵では尺八の生演奏と、その草庵の谷側の廊下に、厨子に入った弥勒像が公開されていました。

(伊藤)

豆知識 より良いブラッシングのために

歯間ブラシや糸ようじ(デンタルフロス)と同じように、通常の歯ブラシの他に補助的な目的で使用して頂く清掃用具としてポイント集中磨き用『SAM/ワンタフトブラシ』があります。これは現在当院でも取り扱っております。ブラシの毛束が一つになっている特殊なブラシで、歯と歯の間や、歯と歯の重なった所また最後の歯の奥などに直接毛先を当てることができます。一本持っておくと便利な歯ブラシですので、是非お試し下さい。

次に新発売の『バトラーハブラシ#025M』をご紹介します。従来の歯ブラシは一本の長い毛束の中央を、ホチキスの様な留具で固定することで植立させていました。今回発売となった歯ブラシは新技術で毛束を植立させているので、今までにない植毛部分(ヘッド)の薄さを実現することができました。ヘッドを小さくし余分な高さをなくすことで、磨きにくい大臼歯の奥や親知らずに容易に毛先が届く設計になっています。こちらも一度試しに使ってみてはいかがでしょうか。

(早乙女)

スタッフの紹介

はじめまして、歯科技工士の堀越芳晴です。患者様と直接お会いする機会はほとんどありませんが、スタッフのみんなから、「○○さん、技工物喜んでいたよ」と聞くと嬉しく思います。

歯科技工士の仕事を始めたての頃は、歯科医療における自分の役割というものを十分認識することなく仕事に臨んでいましたが、今では医療技術者の一人として、「患者様のため」という意識を常に念頭に置きつつ、スタッフとともに仕事に臨んでいきたいと思います

(堀越)

趣  味 : 読書、映画・音楽鑑賞

学術講演会に参加して

去る九月二十五日(日曜日)、私たち歯科衛生士は副院長と共に東京医科歯科大学で開かれた学術講演会に参加しました。講師には、花村宏之先生、内山茂先生といった第一線で活躍されている先生が招かれ「信頼される歯科衛生士の法則」というテーマで講演が行われました。

内容は「PTC/PMTCを理解しよう、PTC/PMTCの本当の活かし方」というものでしたが、PTC・PMTCといった言葉は皆さんにとっては聞き慣れないものでしょう。
PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士により、さまざまな器具とフッ化物入り研磨ペーストを用いて全ての歯面のプラークを機械的に除去する方法です。

午前中の花村先生の講演は、歯周病治療を行うにあたって、歯肉‐歯領域の組織構造などの基礎知識を十分に理解しようということで、歯周組織の絵を描いたりして初心にかえって再確認できました。午後の内村先生の講演は、PMTCのシステムや使用器材・注意点など、より具体的な話でした。

この中から今現在、当院の治療の中に新しく取り入れ活用しているものがあります。例えば、最終研磨に使用している研磨ペーストは、研磨粒子が非常に細かく、また塩酸クロルヘキシジンといった歯周病菌に効く殺菌剤の入ったものです。また研磨剤が付いた研磨テープを用いることによって、歯と歯が接している間の部分に沈着した着色が落とせるようになりました。

歯面のプラークを落とすことも重要ですが、術後の爽快感と快適さを感じて頂くこともPMTCの大切な目的なのです。今回の講演会を受講したことで、日々の診療で参考になるアイテムの発見もあり、大変有意義だったと思います。

患者様には常に最新の医療が提供できるよう、これからも勉強に励みたいと思います。

(吉森)