明けましておめでとうございます。当院HPブログ更新がほぼ1年ぶりとなりました怠慢をお詫びいたします。
およそ1年前から現在進行形で続いているコロナ禍は、当院にも多くの厳しい状況をもたらしました。現在ようやく新型コロナ感染拡大以前の診療状況に落ち着いてきましたが、年末にかけての感染者数急増のなかにあって、いつまた緊急事態宣言下のあの状況が再来するかとの不安は尽きません。この年末年始休暇の過ごし方が功を奏して、この1月中には感染者数が減少に転じてくれることを祈るばかりです。
ところで私の母校、東京医科歯科大学の医学部附属病院は、東京都内で新型コロナ感染者の積極的受け入れに貢献している医療機関として度々マスコミに取り上げられてきております。ここ最近の感染者数急増によってコロナ感染者用病床が満床の日が続いているとのことで、病院関係者の苦労如何ばかりかと案じております。実は、医学部附属病院での新型コロナ感染者対応に、歯学部附属病院の医療関係者も協力して取り組んでおり、医学部・歯学部附属病院の連携でこの困難な状況に対応しているようです。新型コロナ感染者へのきめ細かな医療体制を堅持しつつ、コロナ感染症患者以外の一般受診者の診療体制も維持しなければならない、採算度外視の大学病院運営を余儀なくされている我が母校の奮闘ぶりには敬意を表するところですが、そんな優雅な精神論では済まされない現場の厳しい状況があることに心痛めております。やっとGo To ・・を一時中止とした政府の対応の遅さと、現場医療従事者の限界を越えんばかりの緊張感との乖離が呆れるほどで、年末年始休暇をただ静かに過ごすことしかできない自分自身の無力が何とも虚しく感じられます。
今年はどんな１年になるのでしょうか。昨年同様、新型コロナ感染症との戦いの中で1年が過ぎて行くのでしょうか。成人式中止？子供たちの卒業式・入学式は？夏祭り、花火大会は同じく中止？東京オリンピックはどうなるの？ワクチンは、治療薬はまだまだ？・・・考えはやはりこの話題関連に終始しそうです。
このような状況下にありながらも、皆様にとりまして良き一年となりますようお祈り申し上げます。
院長 檜山成寿
