9月22日(日)、東京のホテルモントレ半蔵門で行われた東京医科歯科大学顎顔面矯正学分野同門会の会員懇親会に参加してまいりました。
今回は、当同門会の名誉会員・三浦不二夫先生(東京医科歯科大学名誉教授)の米寿のお祝いと、同じく名誉会員・黒田敬之先生(同大学名誉教授)の喜寿のお祝いを兼ねた会合とあって、連休中にも関わらず70名を超える多くの会員の先生方にお集まりいただきました。
私は三浦・黒田両名誉会員の長寿の祝宴の司会進行を担当し、何かと気を遣う役柄に、食事を口にする時間もなく、ひたすらお役目に専念しておりました。
三浦不二夫先生と云えば、歯科用接着性セメント・スーパーボンドを開発し、バンドを用いない矯正治療、いわゆるDirect Bonding System (D.B.S.)を世界に先駆けて発表し、今日の矯正治療の普及・発展に貢献された、日本が世界に誇る矯正歯科界の大先輩です。大病と闘いながらも米寿の節目を迎えられ、なおお元気なご様子で滔々と話をされるお姿につくづく感心させられます。一方の黒田敬之先生は顎顔面矯正学分野の初代教授で、現在の森山教授が4代目の教授になります。私が大学院生として、さらには大学院修了後の医局員として矯正科に在籍していた頃に直々ご指導いただき、大変お世話になったのが黒田先生です。昔も今も変わらない存在感あるお姿が、いつもお会いするたびに印象的な先生です。こちら黒田先生は元気そのもので、祝辞を述べられた先生からは、お元気過ぎて手を焼くこともあるといった笑いを誘うお話を聞くことができました。
両名の先生が末永くお元気で過ごされますことをご祈念申し上げております。
檜山成寿