3月11日（金）の大地震から1週間以上経ち、春分の日の祝日を迎えております。この度の大震災で被災されました方々に対しお見舞い申し上げますとともに、多くの犠牲者ならびにそのご遺族に対しまして心より哀悼の意を表します。
不幸中の幸いと申しますか、那須塩原診療所、宇都宮診療所ともに地震による被害はきわめて限定的で、地震直後からライフラインは正常に機能してくれていたため、診療は普段通り行っております。ただ、交通手段が未だ十分に復旧していないために、あるいはガソリンの入手困難な状況が続いていることから自家用車での来院が難しい等の理由から、通院できない患者様が少なくありません。さらに、先週から始まっている計画停電の影響（停電中は当院でも治療ができません）により、診療に支障をきたす場面もみられます。予約のある患者様にはご迷惑にならぬよう、状況を見極めつつ早めにご連絡させていただいております。また、初診での来院希望の患者様におかれましては、事前に診療予定の確認をいただいてから受診されるようお願いいたします。
明日3月22日の計画停電が実施されるかどうかは、前日の現段階では不明であり、実施されるとなると宇都宮診療所では午後3時以降は診療ができなくなります。この計画停電は4月いっぱい続くといわれております。津波による甚大な被害に遭われた東北各県の被災者を思えば、贅沢なたわごととお叱りを受けるかも知れませんが、当方も被災者の一人として、電力が安定的に供給され、診療に専念できる日が一日でも早く来ることを切に願っております。
桧山歯科クリニック 副院長 檜山成寿
