2006.09.29

9月14日、15日の2日間、北海道札幌市にて開催された日本矯正歯科学会大会に参加してきました。本学会は、矯正医の会合としては国内最大規模であり、また今回は、日本と韓国の共催大会ということもあり、参加者数、発表演題数ともに過去最多であったとのことでした。
 毎回のことながら、本学会に参加して考えますことは、過去から現在そして未来へ向かう歯科矯正学の発展の歴史の中で、現時点での最新のトピックは何なのだろうかということです。過去においては、スーパーボンドに始まる接着技術の開発により、接着システムを利用した審美的矯正装置の発表があり、矯正装置装着による審美障害が格段に改善したこと、チタンニッケル合金の有する超弾性および形状記憶という特性を利用した矯正用ワイヤーの開発により、ワイヤーを屈曲する必要が著しく減少し、シンプルにして痛みの少ない矯正治療が可能となったことなど、ここ最近の矯正学の歴史の中でも、いくつかの大きな変革がみられました。
 思いますに、ここ10数年の間は、そのような決定的な新しいトピックが出ていないのが実際のところです。何かアッと驚くような一世を風靡する技術的革新が発表されないかと思うこの頃であります。

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