2006.08.07

幼稚園が夏休みということもあり、家内が2歳になる娘を連れて1週間ほど里帰りをした。実は、今日すでに帰ってきたのだが、1週間ぶりに我が子の口の中を覗いてみた。全体的にすきっ歯であり、咬み合わせは、前歯の被蓋(上と下の前歯のかぶさり具合い)が少々深い。これは自分に似て出っ歯ということだ。そういえば、乳幼児歯科健診に出かけると、我が子のすきっ歯を気にされている親御さんを時々見かける。しかしながら、これは多くの場合、無用の心配である。乳歯の段階では、すきっ歯ぐらいが丁度いいのだ。むしろ、すき間なくきれいに乳歯が並んでいることのほうがよほど問題である。普通に考えても、乳歯と永久歯ではどちらが大きいかといえば、当然永久歯の方が大きいに決まっている。からだの成長とともにあごの大きさも大きくなるとしても、乳歯の時期には、将来的にこれと交換するかたちで生えてくる永久歯のためにも、少しはスペース的に余裕が欲しいところなのだ。「乳歯のときには歯並びが良かったのに、永久歯に交換してきたらガタガタになってしまった」といったことになりかねない。乳歯のすきっ歯は好ましいものと考え、あまり気にしないようにしよう。

副院長 檜山成寿

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