HIYAMA MAGAZINE

2012.09.01 第21号

トピックス

パノラマX線写真


デンタルX線写真


パノラマX線写真

昨年の3・11東日本大震災時に発生した福島原発事故以来、国民の放射線被曝に対する意識は良くも悪くも極端に変わった。それにともない、医療分野における検査・治療目的のいわゆる「医療被曝」についても、何かと話題になる機会が増えたように思う。本年6月22日付の朝日新聞朝刊一面に、「検査・治療での被曝量、一生通じ把握へ-学会連携、仕組み作り」と題する記事が掲載された。国連科学委員会の推計によると、過去20年間に医療被曝線量がほぼ倍増したこと、その一因としてCT検査の増加があること、CT保有台数が先進国の中でも突出して多い日本はまさに「医療被曝大国」であることが記載されていた。

歯科医院でも、むし歯・歯周病の精査目的でレントゲン写真を撮影する機会は少なくない。果たして歯科用レントゲン写真撮影は安全なのだろうか。「それほど被曝は多くはなさそうだ」程度の認識の方は意外と多いのかもしれないが、実際どうなのだろうか。医療被曝を除いて、1年間の一般人の被曝線量限度は1.0mSv(ミリシーベルト)と定められている。医科X線検査の例を挙げると、胸部X線CT撮影で1回につき6.9mSv、胃バリウムX線検査で0.6mSv、胸部X線集団検診で0.05mSvである。CT撮影が如何に被曝が多いかを改めて認識させられるであろう。一方、歯科用レントゲン検査はどうかというと、最も撮影頻度の多いデンタルX線写真撮影で1枚0.01mSv以下、パノラマX線写真撮影でも1枚0.01mSvである。当院で導入しているモリタ社製歯科用3DXマイクロCTの場合、撮影範囲にもよるが、撮影1回につき0.01~0.1mSvとされる。歯科用CTは医科用CTと比較して被曝線量は少ないといわれているが、実際その差は歴然としている。東京・ニューヨーク間を飛行機で往復すると0.19mSvの被曝となるそうだ。飛行機での旅行と医療被曝を同じ土俵で論じることに意味はないであろうが、当然のことながら医療用といえども被曝線量は少ないに越したことはない。最小限の被曝で最大限の検査結果がもたらされるためにも、常にRiskv.s.Benefitという観点からの医療人としての的確な判断が求められるところである。

(檜山成寿)

スタッフ自己紹介

こんにちは。新人スタッフの道寛香純(みちひろかすみ)です。苗字が変わっていて、患者様によく「何て読むの?」と尋ねられることがあります。皆さんになじみのない名前だと思いますが、気軽に声をかけて下さい。

高校卒業後、当院に勤務し、四月から診療補助の仕事を、六月末からは受付の仕事をしています。働き始めて五ヶ月になりますが、振り返ってみるとあっという間だったなと感じています。診療室の仕事はわからないことだらけで戸惑いもありましたが、少しずつできることが増えていくのが楽しかったです。私は高校で商業の勉強をしており、受付の仕事は高校で勉強したことが役に立っていると思います。受付兼歯科助手ということで、まだまだ覚えることもたくさんあり未熟な私ですが、少しでも早く一人前になれるように努力していきたいです。

私はえくぼがチャームポイントなので、いつも笑顔で、親しみやすい受付を目指したいです。緊張してしまって患者様とのコミュニケーションが上手にできず、至らない点がたくさんあると思いますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(道寛香純)

紹介します。機器いろいろ-浸潤麻酔について-

カートリッジウォーマー

手用注射器

電動注射器

表面麻酔剤

今回ご紹介するのは、歯科治療における麻酔の中で最も使用頻度の高い『浸潤麻酔』についてです。浸潤麻酔とはその名の通り、標的組織に麻酔薬を浸潤・浸透させることによって麻酔を奏効させる方法です。当院では、患者様の全身状態や用途に応じて3種類の麻酔薬を使用しています。薬液が入っている専用のカートリッジは、カートリッジウォーマーと呼ばれる保温槽で保管しています。これは麻酔液を体温に近い37℃に保温することで、痛みを少なくするためです。痛みを抑える工夫はそれだけではありません。浸潤麻酔に先立って、針を刺入する粘膜に表面麻酔剤を塗布します。これにより針を刺入する際の痛みを軽減することができます。さらに当院では通常、浸潤麻酔を行う際には電動注射器を使用します。電動注射器は、手用注射器では難しい薬液の注入速度と注入圧を一定に保つことができます。それにより、薬液注入時の痛みを軽減させています。

このように私たちは、麻酔一つとっても、痛みが少なくなるように様々な配慮をしながら、安心して歯科治療を受けていただけるよう努めています。

(墨谷直哉)

わたしのおすすめスポット

今回私がおすすめするスポットは焼肉屋さんです。その名は『焼肉グレート』です。宇都宮市には2店舗あり、そのうちの1店舗が3月にオープンしたばかりの宇都宮駅前店になります。ちょうどひやま歯科クリニックとJR宇都宮駅の中間地点にあります。  オープンする前からお店の前を通るたび、焼肉好きの私は、「どんなお店なのだろう」とそわそわして気になっていました。スタッフみんなも気になっていたらしく、オープンして早速行ってみました。

店内は満席ですごくにぎわっていました。注文してお肉を待っていると、お肉の握りのお通しが出たのです。その握りが本当においしくって、みんなで感動しました。メインの焼き肉のお肉もすごく脂身があって、少しの量でもお腹いっぱいになりました。口の中でお肉が溶けるのです!締めに食べた冷麺もすごくおいしくて大満足でした。こちらのお店は希少部位のお肉も取り扱っているようで、私たちはまだ食べていませんが、「いつか食べてみたいな」とあこがれております。私たちが行った時は私の大好物のタン塩が売り切れだったので、次こそは!とリベンジに燃えています。JR宇都宮駅の目の前ですので、皆さんぜひ行ってみてください。満席で入れないことがありますので、行く際は予約をおすすめします。

(篠原有佳里)

  • ひやま歯科クリニック

    栃木県宇都宮市今泉1-1-8

    TEL : 028-624-5628

    診療時間(平日) 9:00〜12:00/14:00〜19:00
    診療時間(土曜) 9:00〜12:00/14:00〜18:00

Copyright© HIYAMA DENTAL CLINIC All Rights Reserved.