HIYAMA MAGAZINE

2011.12.01 第19号

紹介します 機器いろいろ


虫歯・歯周病の原因は細菌と食べカスの集まりである歯垢(プラーク)です。ご自分で歯垢を除去する方法として一番効果的なのがブラッシングです。しかし毎日しっかり磨いていても100%歯垢を落としきるのは難しいものです。頑固に残った歯垢はなかなかブラッシングでは取れずに唾液中のリンやカルシウムにより歯石になります。そこで歯科医院でのクリーニングが必要になってきます。歯肉炎・歯周病の治療としてスケーリング(歯石取り)を行います。

ビエゾンマスターは超音波の振動、噴霧状に出る冷却液、音波効果などにより歯面に付着した汚れを叩き落とします。給水ボトルを2本装着でき、疾患の状態によってボトル中の液を変え、外科処置時やインプラント周辺のデリケートな部分の清掃にも使用できる多機能超音波治療器具です。

エアフローソリッドは専用の重炭酸ナトリウムを主成分とした研磨剤パウダーにより裂溝(咬む面の溝)、歯間および歯面に付着したステイン・歯垢を除去しま す。いろんな口腔内清掃用器械がありますが、それぞれの機能を考慮に入れた上で、より確実な器具を選択することが大切です。クリーニングの後、患者様が医 院をすっきりさっぱりした気持ちで出られるよう私達スタッフも機器を熟知し、テクニックを研く必要があります。患者様のお口の中のよりよい状態が、長く続く一助になればと頑張っています。

(早乙女咲子)

日本顎関節学会専門医試験に合格

去る7月22日、広島県民文化センターにて開催された日本顎関節学会学術大会に合わせて、顎関節学会専門医試験が実施されました。
今般の専門医制度普及の流れの中で、顎関節学会の認定医制度は平成23年度で廃止となり、新たに専門医制度が施行されることになります。私はこれまで同 学会の認定医を取得しておりましたが、上記理由により、私を含む従来の認定医は専門医試験に受けて、専門医資格を取得する必要がでてまいりました。

試験は60分間の筆記試験で、3つの設問に対して完全記述式で答えるものでした。筆記試験など実に何年、いや何十年後無沙汰していたことか。またパソコンの普及によって、字を書くことからもしばらく遠ざかっていたように思います。このような悪条件の中、60分間字を書き続けるのは、緊張するとともに、大変疲れるものでした。専門医試験なんぞ受ければ合格するだろうくらいにタカをくくっておりましたが、試験終了後、過去の合格率が20%程度との話を耳にし、めっきり自信喪失。

先日、試験に無事合格したとの通知を学会事務局からいただきました。やれやれこれで晴れて顎関節専門医となれたわけですが、これからが本番。おそらく栃木県内では顎関節学会専門医を取得している歯科医師はほとんどいないと思われます。今の自分の知識をいかに臨床の場で患者様に還元できるか。また、5年に1度の専門医更新のハードルがまたきわめて高い。難題山積ではありますが、顎関節専門医として、誇りを持って日々の臨床に励んでいきたい気持ちであります。

(檜山成寿)

東京食べ歩き紀行記



今年の職員旅行では、誰もが幾度となく訪れたことのある街、日本の首都であり、政治・経済・文化の中心地、毎日のようにテレビ、新聞などに取り上げられる街『東京』へ行ってきました。

初日は東京観光の定番スポット、巨大提灯の雷門で有名な都内最古のお寺「浅草寺」へ。宝蔵門の裏手からはスカイツリーを望むことができ、反対には五重塔が在り、新旧の塔が同時に見 える不思議に感心しながら本堂を参拝しました。伝統の味を代々受け継ぐ老舗で昼食を取り、水上バスで日の出桟橋へ。隅田川からの景色は一味違って見え、川に架かる11の橋も個性豊か。船を降り東京タワーへ。高さではスカイツリーに大分差をつけられましたが、360 度見渡せる展望台からの眺望は壮大。東京の「今」を見ることができました。新大久保コリアンタウンでショッピングをし、羽田のホテルに投宿。

2日目は明治神宮へ。都心部では緑地が多いエリア。砂利が敷かれた参道の頭上を広葉樹が覆い、木漏れ日が心地よい中、本殿を参詣。築地市場では新鮮で贅沢な昼食を味わい家路へ。日々進化し続ける街、東京。次に訪れた時、どのような顔を見せてくれるか楽しみです。

(堀越芳晴)

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